火曜日の夕方。開発部のエースエンジニア・小林が、硬い表情で俺のデスクにやってきた。
「鈴木課長、いま少しお時間よろしいでしょうか。会議室で……折り入ってご相談したいことがありまして」

小林は物静かだが仕事は正確無比、フロントエンドからインフラまでこなす我が部の絶対的支柱だ。
その小林がここまで思い詰めた顔をしている。嫌な予感が胃をチクチクと刺激した。
会議室Bのドアを閉め、向かい合って座る。

「……どうした小林。他社からの引き抜きか? 給与の不満なら役員に掛け合うが」
小林はギュッと拳を握りしめ、まっすぐ俺の目を見て言った。

「課長……実は、11月中に退職を考えています」

「な……っ!?」
絶句した。11月中? それって——
「小林、転職先が決まったのか? なぜ急にそんな中途半端な時期に……」
すると小林は、胸ポケットからスマホを取り出し、画面を見せてきた。
そこには、見慣れたピンクと紫のネオンロゴ——『Grand Theft Auto VI』のオフィシャルサイトが表示されていた。

「課長。12年待ちました。僕の青春はGTAと共にありました。
一生に一度しかないこの歴史的瞬間を、会社の業務や有休の残日数を気にしながら中途半端にプレイしたくないんです。
睡眠と食事以外の全時間をレオニダに捧げるため、一旦会社を辞めて無職になり、半年間完全に潜りたいんです。
就業規則上、1ヶ月前には辞表を出さないと11月19日の発売日に間に合わなくなりそうだったので、今日ご相談しました」

お前もかよ!!!!
会議室の中で、俺の心の絶叫がこだました。あと37日。

💡 鈴木課長のGTA6プチTIPS:パトカーの戦術的な包囲網

逃走ルートを先回りしてバリケードを築くなど、警察の連携が超強化。カーチェイスでのルート選びが、生存への鍵を握りますな。(関連キーワード:包囲網 / パトカー / カーチェイス / バリケード)